数あるタクシー会社の中から、ふたばタクシーのホームページに訪問してくださり、ありがとうございます。
代表の高橋 靖です。
23歳でふたばタクシーに入社し、勤続24年目になる2022年6月、代表取締役に就任しました。
私の仕事に関する方針や想いを、この場でお伝えさせていただければと思います。
もともとは医療業界でやりたいことがあり、最初に就職したのは病院でした。しかし資格がない自分には何もできないことにもどかしさを感じ、次に「自分のやりたいこと」を探している最中に偶然見つけたのが、ふたばタクシーの事務員の求人情報でした。
夢を諦めて、次に「自分のやりたいこと」を探している最中でした。ただ何をやりたいかは決まっていないものの、「自分は人一倍やるぞ!」という情熱を持っていましたね。
最初の10年間は、ひたすらがむしゃらに働いていました。社員はみんな私よりも年上で、相手から見れば私は若造です。そういう父親ぐらい歳の離れた社員に対して、管理、指導をしていく立場でした。どうしたら自分の言っていることを受け止めてもらえるのだろうと考えていましたね。人間関係の築き方を学びましたし、ずいぶん鍛えられたと思います。
私が入社したころのふたばタクシーは今と違い、顧客満足度が低くクレームも多い会社でした。昔はタクシー業界のイメージも悪く、自分の仕事に誇りややりがいを見出せず悩んだ時期もあります。
大きな転換期を迎えたのは、前代表取締役の松浦が社長に就任したころです。サービスも評判も悪い会社を、「お客様から選ばれる会社」に変えるため、「お客様に感謝の気持ちを表現していこう」という取り組みを行なうことになりました。
タクシー業界西日本No.1の広島第一タクシー(現フォーブル)におもてなしの真髄を学び、社内に浸透させようとしましたが、すぐに効果があったとは言えません。私たちの方針を理解してくれる人材だけを採用し、入れ替わりを経て、お客様からご支持いただくようになるまで、10年はかかったと思います。
それでも、自分たちの信じる素晴らしい会社へ変えるために挑戦していこうと、コツコツと改革を続け、「お客様に愛される乗務員になってほしい」と、訴え続けました。前代表取締役の松浦がきっかけを作り、自分自身も一生懸命に取り組んだ挑戦でした。それが、私は新しいふたばタクシーのスタートだと思っています。
時代の流れの影響は非常に大きく、いつまでも昔のままではいられません。
例えば今、ふたばタクシーは「アンドタクシーグループ」として、特に接客サービスに力を入れている地域の4社(ふたばタクシー・野津原タクシー・トキハタクシー・ハーネスタクシー)で協業をしています。
業界全体の売り上げが下がりつつあった近年、コロナ禍によって私たちはこれまで経験がなかったほどの痛手を負いました。そういった状況の中、コストの削減・効率・売り上げアップを実現するための新たな試みです。同じ志をもつ会社が集まり、4社のいいところをかけあわせ、よりよいサービスを生み出していく相乗効果とタクシー会社の新しいカタチがあると思っています。
「会社に関わるすべての人を幸せに」というふたばタクシーの経営理念は、前社長の時代に私も一緒に作りました。なので私はこの理念を引き継ぎましたが、次世代に同じ理念を継いでもらいたいとは思っていません。
時代の流れに合わせ、より即したものに。変えるべきところは変え、残すべきところは残す。そんなふうに考えながら、その時代にあった変革を起こしていってほしいと願っています。
お問い合わせは、電話、FAX、メールにてお気軽にご連絡ください。